横隔膜と呼吸法

横隔膜の働き

横隔膜は呼吸をするのに働きます。

横隔膜が緊張することで呼吸が浅くなり、呼吸を補助する筋肉にストレスがかかります。

呼吸を補助する筋肉は首や肩にあり、首凝りや肩凝りの原因にもなります。

横隔膜は内臓をマッサージするように動きます。

横隔膜の緊張により、内臓の動きも悪くなります。

お腹の不調も横隔膜の緊張が大きな原因になります。

横隔膜と東洋医学

横隔膜には全部の経絡が流れます。

経絡は五臓六腑すべてあり、それぞれ必ず横隔膜を貫くように流れています。

鍼灸治療ではそれぞれの経絡を整え、横隔膜の緊張を緩和していきます。

足のツボを刺激するだけで横隔膜の緊張がとれ、お腹が楽になることもよくあります。

カイロプラクティックでも横隔神経の出る頸椎3番4番をアジャストして整えることをします。

逸見鍼灸ではこの両方からアプローチをすることが多いです。

横隔膜と自律神経

横隔膜は唯一自分自身で自律神経をコントロールできる場所とされます。

呼吸をすることで自律神経のアプローチができます。

ゆっくりとした深い呼吸を繰り返すことでストレスが緩和し、リラックスすることができるので寝る前などに行うといいでしょう。

もちろん常日頃からストレス緩和のために深呼吸を数回繰り返すと落ち着けます。

横隔膜とスポーツ

横隔膜は大きい呼吸ができるので酸素をたくさん吸えて持久走などにも大切です。

更にスポーツで大切な体幹を動かすのに重要な働きをします。

横隔膜が働くと四肢に力みのない力を伝えられ、動きのしなやかさが生まれてきます。

横隔膜のトレーニングとして風船を膨らませるトレーニングがメジャーです。

更にスクワットなどのウェイトトレーニングも横隔膜のトレーニングとしてとても有効です。

身体の様々な機能に関与する横隔膜をしっかりと機能させれるようにしていきましょう。

逸見鍼灸代表

逸見 裕

筆者

鍼灸師として活動しながら、東洋医学の素晴らしさを現代医学で理解することでより深い鍼灸治療を提供します。東洋医学だけではなくトレーニングやカイロプラクティックを取り入れ、人の身体に対し幅広くアプローチを行い健康社会の実現を目指します。

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