逸見鍼灸代表
逸見 裕
筆者
鍼灸師として活動しながら、東洋医学の素晴らしさを現代医学で理解することでより深い鍼灸治療を提供します。東洋医学だけではなくトレーニングやカイロプラクティックを取り入れ、人の身体に対し幅広くアプローチを行い健康社会の実現を目指します。
天枢は東洋医学で使用される経穴(ツボ)の名称になります。
天枢は、足の陽明胃経(あしのようめいいけい:足の前面部)に位置し、目の下から始まって身体の前面部のツボとされています。足の陽明胃経は、消化器系と関連があり、伝統的な東洋医学では、消化器系は後天の精とされ、栄養素を体内に吸収し、気血津液を作るのに関与する重要な臓器とされています。
天枢を刺激することで腹部のエネルギーの流れを調整し、内臓の機能や消化器系の調和を促す効果が期待されます。例えば、消化不良や腹痛などの症状の緩和に効果があるとされています。
「天」は上部を意味し、「枢」は枢軸や要所を指します。古代の占星術では北斗七星の第一星を「天枢」と呼び、天にある星々を取りまとめる運行の法則を信じていました。同時に、古代の医学者は人体を臍を境に上下に分け、上部を「天」、下部を「地」と関連付けていました。この経穴は臍の近くに位置し、天と地の境界にあるため、「天枢」という名前が付けられました。
これは大腸経の募穴であり、消化器系の疾患全般に対して有益です。胃の調和、気の正常化、脾臓の健康維持に役立つ作用があります。
参考出典:まんが経穴入門(出版:医道の日本社・編者:周春才・訳:土屋憲明)
天枢は、腹部に位置し、へそから左右、指3本分(人差し指・中指・薬指を重ねた)の位置にあります。
天枢は腹部のエネルギーの流れを調整し、内臓の機能や消化器系の調和を促すツボですので、鍼灸の治療では以下のような症状の改善に役立ちます。
逸見鍼灸代表
逸見 裕
筆者
鍼灸師として活動しながら、東洋医学の素晴らしさを現代医学で理解することでより深い鍼灸治療を提供します。東洋医学だけではなくトレーニングやカイロプラクティックを取り入れ、人の身体に対し幅広くアプローチを行い健康社会の実現を目指します。
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