合谷(ごうこく)幅広い不調に作用する万能ツボ

合谷(ごうこく)

合谷(ごうこく)とは

合谷とは東洋医学で言うところの経穴(ツボ)の名称になります。

人差し指と親指の付け根のところに位置し、幅広い不調に作用する万能なツボとして鍼灸では知られています。

東洋医学では、合谷を刺激することで気や血液の流れを調整し、体内のバランスを整える効果があるとされています。

そのため、頭痛やストレス、不眠症、風邪の初期症状などに対して合谷を刺激することが行われてきました。

合谷は簡単に自己刺激できるツボですので、ご自身で指で押したりマッサージなどをして体調管理に着立てることができるツボになります。

合谷の由来

合谷は古代、古い山の名前を指し、「肉の大会するを谷とし、肉の小会する場所を谿と為す」とした言葉です。この二つの場所が一緒になることを「合」と呼び、母指と指を合わせると、肌肉が山のように盛り上がることから、「合谷」という名前が付けられました。「合谷」は手の陽明大腸経の原穴であり、四総穴の一つでもあります。

参考出典:まんが経穴入門(出版:医道の日本社・編者:周春才・訳:土屋憲明)

合谷の場所

合谷のツボは人差し指の付け根と親指の付け根がぶつかる箇所(くぼみ)にあります。

合谷の効果

合谷は体の様々な不調に作用するツボですので、鍼灸の治療では以下のような症状の改善に役立ちます。

  • 手のこわばり
  • 目の疲れ
  • 肩凝り
  • 歯の痛み
  • 動悸
  • 精神安定
  • 内臓機能の調整
  • 自律神経調整

逸見鍼灸代表

逸見 裕

筆者

鍼灸師として活動しながら、東洋医学の素晴らしさを現代医学で理解することでより深い鍼灸治療を提供します。東洋医学だけではなくトレーニングやカイロプラクティックを取り入れ、人の身体に対し幅広くアプローチを行い健康社会の実現を目指します。

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