逸見鍼灸代表
逸見 裕
筆者
鍼灸師として活動しながら、東洋医学の素晴らしさを現代医学で理解することでより深い鍼灸治療を提供します。東洋医学だけではなくトレーニングやカイロプラクティックを取り入れ、人の身体に対し幅広くアプローチを行い健康社会の実現を目指します。
先日、こんな方が来院されました。
・毎週アクティベーターを受けている
・整体にも定期的に通っている
・パーソナルトレーニングも継続中
一見すると、
「かなり体を大切にしている人」
に見えると思います。
それでも本人の言葉はこうでした。
「ずっと腰が痛いんです。
波はあるけど、正直よくなった感じはないです」
そしてこの日も、
動作によってははっきりとした痛みが出ていました。
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ここで大事なのは、
アクティベーター・整体・トレーニング
どれが良い・悪いという話ではありません。
問題は
それらが“今の体の状態”に合っていなかった
という点です。
体は
・どこが崩れているのか
・どこが代償しているのか
・何を優先して整えるべきか
これを外したまま
いくら良いことを積み重ねても、
痛みは残ります。
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この方に対して行ったのは、
・全身のバランスチェック
・腰そのものではなく、動きを制限している部位の調整
・必要最小限の刺激
強い施術でも、
たくさんの手技でもありません。
むしろ
「今までよりあっさりしている」
と感じたと思います。
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施術後、
最初に痛みが出ていた動きを確認すると、
「え?さっきより全然楽です」
と、はっきり表情が変わりました。
もちろん
これで一生腰痛が出ない、
という話ではありません。
ただ、
・なぜ今まで治らなかったのか
・どこがズレていたのか
本人が理解できたことが
一番大きな変化です。
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このケースで改めて思ったのは、
通院頻度や意識の高さと、改善は別物
ということ。
・毎週通っている
・ケアをしているつもり
・運動もしている
それでも治らないなら、
やり方を疑う必要があります。
治療は
「続けること」ではなく
「合っていること」が最優先です。
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私は
治っていないのに通わせ続けることを
良い治療だとは思っていません。
状態が変われば、
通院間隔は自然と空きます。
それが正常です。
もしあなたが
「ちゃんとケアしているのに良くならない」
と感じているなら、
一度立ち止まって体を見直してみてください。
逸見鍼灸代表
逸見 裕
筆者
鍼灸師として活動しながら、東洋医学の素晴らしさを現代医学で理解することでより深い鍼灸治療を提供します。東洋医学だけではなくトレーニングやカイロプラクティックを取り入れ、人の身体に対し幅広くアプローチを行い健康社会の実現を目指します。
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