疲れやすい場合の鍼灸治療

疲れやすい原因

疲れやすいのは様々な原因があります。

疲れやすいは鍼灸治療の対象で、病気になる手前と言っても過言ではありません。疲れをほっとくことで様々な病気を発症するかもしれないのでしっかりと治療することが大切です。

身体には新陳代謝という働きがあります。これは人間が生きていくうえで必要な働きで、細胞が新しく入れ替わることです。この新陳代謝が落ちることが老化です。

アンチエイジングではこの新陳代謝をあげることで老化を防ぐことを目的にしています。つまり疲れやすいというのは新陳代謝が落ち老化傾向にあります。

東洋学では気血津液で表現され、それぞれが身体の細胞を栄養する働きがあります。生理学的には血液循環と置き換えるのが分かりやすいでしょう。

例えばお酒を飲んで次の日に残るようになったということも、この気血津液が五臓六腑を栄養できなく、五臓六腑が機能せずに回復できない状態です。このようなことが続くと五臓六腑は疲れ、身体の不調につながります。

五臓六腑を正常に働かせるためにも、食事のバランスや血液循環などを正常にすることが大切です。疲れやすいを安易に見ていたら危険です。 

疲れの症状

  • 朝起きても気持ちよく起きられず、まだ眠いや疲れが取れていない
  • 朝から活動しても夜まで体力が持たずに昼寝をしてしまう
  • 変に汗が出る
  • 少し動くと息が切れる
  • 顔が疲れている
  • ネガティブ思考になりがち

などが疲れの症状として現れます。

疲れの鍼灸治療

全身の五臓六腑のバランスを取ることがとても重要です。

人によって五臓六腑のバランスは様々で、例えば胃腸が弱っていて食べたものが栄養吸収できずに、五臓六腑に栄養が行き渡らせられなくなる人は胃腸中心の治療になります。

お酒を飲む機会が多い方は肝臓などを中心に治療していきます。

それぞれの五臓六腑のバランスを精密に整えることで、五臓六腑同士が助け合いながら身体の中で成り立つので全身のめぐりが良くなります。めぐりがよくなると身体は疲れにくく快調な日々を送れるようになれます。鍼やお灸は五臓六腑のバランスを整えるのにとても適しております。 

疲れの治療期間

身体の強さや疲労状態、生活習慣、老化状態によって異なりますが、基本的に3回から5回くらいの治療で身体は元気になります。

1回の治療でもかなり大きく回復してくれます。中には半年以上治療の間隔を開けても元気な人もいます。それくらい五臓六腑のバランスを絶妙に整えることができるのは鍼灸治療の特権です。 

疲れの鍼灸レポート

男性 34歳 経営者 お酒や運動で溜まりに溜まった疲労

お付き合いの多い経営者の方で、ほぼ毎日お酒を飲む機会があり、健康のためにと朝はジムでトレーニングして、月に数回ゴルフにも行くというハードな生活をされている方でした。
昔に比べてお酒が次の日に残るようになり、トレーニングも集中力が続かず眠いながらしているとのことです。本人は疲れているのは生活のせいと年齢のせいだから仕方ないとずっと思いながら暮らしていました。しかし治療に来られてから考え方が変わり、身体の五臓六腑のバランスが崩れていたから疲れが取れなくなっていたのだと気づかれました。
月に一回の鍼灸治療を受けられて、3回目の治療の時に、次の日にお酒が残らなくなったとのことでした。それからは月に2回の治療に増やし、疲労回復がとてもしており、朝から夜までハードに活動できるようになりました。睡眠時間も少なくても元気に回復し、トレーニングもしっかりと集中してできるようになれたとのことです。他にもたくさんの変化があったみたいでした。

店舗のご案内

神戸・大阪にて鍼灸施術を実施しております。
お近くの店舗にてご予約ください。