腱鞘炎における鍼灸治療

腱鞘炎の原因

手首の腱は前腕から手のひらまでつながっており、手首にストレスのかかるような動作を繰り返した際に腱にストレスがかかり炎症を起こすことが多いです。

主な原因は使いすぎによるものですが、前腕の筋力が弱い女性になりやすく、鍋を持つ機会が多いと親指側の腱を痛めるドケルバン病が多いです。

前腕の筋力不足や手首にストレスがかかる身体の使い方などが原因にもなり、他には肩凝りなどで手の血流が悪いと回復が遅く疲労が蓄積して痛めることもよくあります。

腱鞘炎の症状

手首の痛みや腫れ、痺れも発症することがあります。

腱鞘炎の鍼灸治療

手首の患部に鍼やお灸を行い鎮痛や炎症を抑えます。前腕への血流を促すために前腕から手のひらまで繋がる筋肉の鍼灸治療を行います。更に上腕の筋肉や肩周辺の筋肉にも治療し腕全体に血流を促します。血流が改善されると次第に回復していきます。

更に体幹部の動きを良くするために背骨周りや骨盤周りにも治療することで体幹と腕が繋がり手首にストレスがかかりにくくなるため再発を防げます。

更に筋力トレーニングをすることで、体幹や腕の繋がりはより一層強化されます。

腱鞘炎の治療期間

腱鞘炎自体の痛みは、2・3回の治療で痛みの軽減が見られます。ただ腱鞘炎は日々の動作によって起こる可能性が高く、回復しては発症するケースが多く、根本の改善に時間がかかる症状となります。

腱鞘炎の鍼灸レポート

男性 63歳 料理人 料理の際に手首を使いすぎの腱鞘炎

料理で鍋を持つときに親指側の手首の腱鞘炎で悩まれていました。ドケルバン病です。
肩凝りも酷く、鍋を持つときに体幹からの繋がりが悪く手首にストレスをかけていました。肩凝りが酷い分、手の循環も悪いので回復しきらずに毎日酷使するので治りが悪い状態です。
肩から手首までの筋肉の循環を改善するために鍼とお灸をしました。更に肩から肩甲骨、背骨と全身の繋がりを良くするために全身を治療していきました。
腱鞘炎自体は2回から3回治療したら痛みは軽減しますが、また同じように料理をすると痛みが再発するとのことでしたが、全身の繋がりを治療して動きがよくなるにつれて手首の負担は減り、更に循環も良くなっていることから疲労も回復が早くなっているので痛みは次第に改善し、手首へのストレスも減りました。それから再発はしていないとのことです。

店舗のご案内

神戸・大阪にて鍼灸施術を実施しております。
お近くの店舗にてご予約ください。