へバーデン結節における鍼灸治療

へバーデン結節の原因

40歳以上の女性に多い疾患で、遺伝性とも言われていますが、基本的に指の使い方や使い過ぎ、循環不足によるものが多いです。

手は沢山の骨で形成されており、関節の数も多いです。関節が多い分、それを動かす筋肉も複雑に構成されており、うまく動かせていないことや疲労などで筋肉は退化し、関節の変形につながっていきます。

へバーデン結節の症状

指の痛みやこわばりがあり、指の関節の変形が現れます

へバーデン結節の鍼灸治療

基本的に変形が改善することは難しいですが、痛みやこわばりは改善し、指も滑らかに動くようになります。

手の筋肉に循環を良くするために、手を中心に鍼を行います。筋肉がほぐれてきたら痛みやこわばりは無くなります。

その後動いていなかった関節をほぐすように手技でモビライゼーションテクニックを使って関節を動かしていきます。 

へバーデン結節の治療期間

痛みやこわばりは1回の治療直後に和らいできます。

5回くらいの治療で痛みやこわばりはほとんど出なくなります。変形自体は改善することはほとんど無いので、手のこわばりなどを感じたらすぐに治療をしておくといいでしょう。

症状が軽度であれば変形も防げますし、痛みなどの改善も早いです。 

へバーデン結節の鍼灸レポート

女性 60歳 主婦 へバーデン結節による指のこわばり

数年前から手のこわばりがあり、指の関節も少し変形がありました。特に朝起きた時に手がこわばって動きづらいとのことです。
変形自体は改善しませんが、まだ大きく変形もしていなかったので早めに対処することで進行を止められます。
腕や手の循環を良くするために肩周りから手までのツボを使い鍼やお灸をしていきます。指の変形している部分にも鍼やお灸をしますが、指はとても神経が敏感な部分なので鍼は極細鍼を使います。
鍼灸治療後はその場で手のこわばりが改善したので、普段動きが出ていない関節の動きをモビライゼーションテクニックで作っていきました。変形が強くなる前に手のこわばりを感じ出した時点で治療することで改善はできます。

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