野球肘における鍼灸治療

野球肘の原因

野球選手がなりやすい肘の痛みで、投げる動作の時に肘にストレスがかかるようなフォームや単純に使いすぎて回復が追い付いていなく、そのまま痛めることが多いです。

野球選手でなくても肘の内側に痛みが来るものを一般的に野球肘と呼ばれます。

肘の内側には靭帯や手首を動かす筋肉が集合しており、投げる際に身体の動きが悪く肘にストレスがかかり、靭帯や筋肉を損傷して痛みとして現れます。 

野球肘の症状

肘の内側の痛みや前腕の痺れまで発症することもあります。握力の低下も現れます。 

野球肘の鍼灸治療

まずは痛みを出している部位に関連する手や腕、肩甲骨などの筋肉の緊張を取るように鍼をします。肘にも循環を促すためにも肘周辺にも鍼をしていきます。

炎症など損傷が強い場合は鍼に電気を流すこともあり、回復が早くなります。

炎症や痛みが改善したら投げる動作や筋肉の使い方を修正しないと同じことの繰り返しなので、身体の動きを修正していきます。

足の使い方が悪くて肘にも影響してくるので、全身の筋肉の使い方をトレーニングしていきます。スポーツ選手の場合は動きの修正までしないと肘にかかるストレスの改善は難しいです。単純に投げすぎで疲労が原因の場合は鍼だけでも十分改善します。

特にスポーツをしてないのに野球肘だと診断された一般の方の場合も鍼だけで十分改善します。野球などのストレスの大きい動作では動きを修正する必要があります。

野球肘の治療期間

野球肘の重症度にもより、一回の治療で改善することもありますし、野球をやっている選手だと動きの修正まですると数か月かかることもあります。

痛みだけの改善だと3回くらいの治療で十分改善します。 

野球肘の鍼灸レポート

男性 18歳 野球選手 ピッチャーをしいて野球肘を発症

高校野球でピッチャーをしていて、連日投球で肘を痛めていました。特にフォームが悪いわけでもなかったので、原因は連日投球による疲労です。
回復を促すために全身の治療と肘の患部に鍼治療をしていきました。靭帯までは痛めていなかったため一回の治療で痛みはかなり軽減しました。それでも毎日の練習による疲労は大きいため定期的に疲労回復しに治療をしました。
治療を繰り返しているうちに回復力がつき疲労が溜まりにくくなったので、もっと上を目指したいとのことで、パーソナルトレーニングで全体の筋力と動きをもっと効率よくしていきました。鍼灸治療を続けることで血流が良くなるため疲労しても回復力がつき痛めにくくなります。

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