逸見鍼灸代表
逸見 裕
筆者
鍼灸師として活動しながら、東洋医学の素晴らしさを現代医学で理解することでより深い鍼灸治療を提供します。東洋医学だけではなくトレーニングやカイロプラクティックを取り入れ、人の身体に対し幅広くアプローチを行い健康社会の実現を目指します。
一般的に刺さない鍼治療というと「鍉鍼(ていしん)」というものを使った治療が一般的です。
鍼治療は通常「鍼」を使い皮膚に針を刺すことで身体に異物が入ったと認識し様々な免疫機能を高め、神経伝達による反射で内臓や筋肉などの調節を行います。
刺さない鍼治療では、皮膚刺激を主に行い、皮膚上にある神経を刺激し、通常の鍼と似た効果を出します。
通常刺さない鍼は鍉鍼(ていしん)と呼ばれるものを使います。
鍉鍼は皮膚上を擦るなどして、刺激を与えます。
痛みも怖さも少なく、赤ちゃんへの小児鍼などで使用することが多いですが、老若男女問わず効果があります。
よくいただく質問で「通常の鍼治療よりも効果は少ないのではないの?」というご質問があります。
通常の鍼治療は皮膚を貫き、皮下組織や筋肉、靭帯などの組織まで到達できます。
これは鍉鍼では起こすことができない治療です。
ですので通常の鍼治療に勝ることは、症状によっては難しい場合があります。
しかし、鍉鍼でも皮膚上のツボを刺激することで、神経反射を起こすことにより、通常の鍼治療と同じような身体の反応は起こすことができます。
痛みの改善や体調管理などでは鍉鍼もまた効果の高い施術方法になります。
逸見鍼灸では鍉鍼以外に振動器具を用いた刺さない鍼を行っています。
逸見鍼灸で使う振動器具はアクティベーターと呼ばれるカイロプラクティックの道具です。
カイロプラクティックの手技であるアクティベーターは特殊な周波数にセットされた振動を起こすことができ、皮膚だけでなく、筋肉や関節にも振動が届くのが特徴です。
その振動は身体がリセットされる周波数になっており、身体の治癒力を呼び起こしていきます。
カイロプラクティックの定義で、背骨から出る神経の伝達を改善することで身体は治癒していき、痛みや身体の不調を改善します。
振動は強弱をつけることができ、細かくて素早い振動が身体に伝わり、痛みもなく、老若男女問わず治療できます。
このアクティベーターはとても研究が進んでおり、カイロプラクティックの手技の中でも大きな期待ができる施術方法です。
だから逸見鍼灸では鍉鍼だけではなく、アクティベーターも刺さない鍼の一つとして取り入れています。
A 神経の流れを整え調節するというイメージの治療法です。
神経の流れが悪くなってるんで筋肉の緊張であったりとか内臓の不調っていうのが出てくるので、そこの神経の異常部分に振動を送り正しい方向に調整してあげると、神経の流れが改善されるので筋肉の緊張とかが取れていくという治療法です。
A 肩こりでも股関節・骨盤とかのエラーを調節してあげることによって全体のつながりというのが良くなっていくので、肩も自然とほぐれていくという形なので全身を調節してあげることが大切です。
A 刺激を入れる部分はツボといえます。
ツボもなぜそこにツボがあるかというと、神経の伝達で内臓とか筋肉とかを調節するんですが、アクティベーターで打ってるところもそこからの刺激が脳に伝わって神経レベルで改善されていくのでツボ刺激と同じような作用があります。
A 振動の強さは1から4まで段階であるのですが、大きい関節とか大きい筋肉とかの股関節とかであれば、一番強度の強い4などで調節します。
その人の体型に合わせて調整して治療を行いますが、ちょっとツボをグッと押されたような感じの心地よい振動が入るという感じです。
A 振動スピードが速いので深部まで振動が届きやすいという特徴があります。
通常の刺す鍼治療は皮膚だけでなく、筋肉など深部の組織に刺激を入れられる最高の治療法です。
しかし通常の鍼治療では恐怖を感じる人や、人によっては刺激量が強く最大の効果が出にくい人もいます。
その恐怖などから逆に身体が緊張してしまう人もいるでしょう。
そんな中、鍉鍼などの皮膚上を擦るだけの治療では子供や赤ちゃんまでできるくらいの治療法です。
恐怖感もなく、心地よい刺激で身体の緊張は自然とほぐれていき、様々な症状を改善できます。
更にアクティベーターを使用すると振動器具なので通常の鍼と同じくらいの深さまで刺激を伝えることができます。
私はこのアクティベーターにはとても期待のできる手技の一つとして取り入れております。
私は鍼灸師であり、カイロプラクターであり、パーソナルトレーナーでもあります。
これらどの手法でも効果を出せることが大切だと思っており、それらを時と場合によって使い分けることも大切だと思っています。
鍼灸師なら鍼とお灸だけで治さなければならないというのは見える世界が狭くなり、それだけにこだわり過ぎる必要はないと思っています。
患者さんが鍼が怖いなら、他の方法で同じように効果が出せることが大切だと思っています。
手技へのこだわりよりも大切なのは物事の考え方です。
アクティベーターをより東洋医学と組み合わせることで通常のアクティベーターよりも効果を出せます。
鍼灸治療もカイロプラクティックの考え方を取り入れることで更に東洋医学への理解を深めることができます。
更に組み合わせて使うことで効果も大きくなります。
身体の部位で鍼では刺激しにくい部位でもアクティベーターを使えば服の上からでも刺激することができます。
今後、鍼灸師の免許を持っていなくても刺さない鍼治療ができる人が増えると、逸見鍼灸は幅広い人たちに受けていただけると思っています。
逸見鍼灸代表
逸見 裕
筆者
鍼灸師として活動しながら、東洋医学の素晴らしさを現代医学で理解することでより深い鍼灸治療を提供します。東洋医学だけではなくトレーニングやカイロプラクティックを取り入れ、人の身体に対し幅広くアプローチを行い健康社会の実現を目指します。
神戸・大阪にて鍼灸施術を実施しております。
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